4日目 チャイナタウン

 

シンガポールの国会議事堂

 続いて痛い足を引きずるようにチャイナタウンへ行くことにする。Merlionをのぞむ公園から少し歩いた所で国会を見つける。一般用入り口は、どこか普通のビルのようだ、とても国会という威厳を感じなかった。さすがに正面にまわると植え込みがきれいで建物も立派だった。造園屋の人が草むしりをしていた。国会という割には緊張感もそれほどなく前面の道路は交通量も多いし、警備もそれほど厳重ではない。しかも、勝手に中へ入っていっても誰も咎めないような雰囲気だ。

 さらに川を渡り、チャイナタウンの方へ向かう。しかし、チャイナタウンといっても、シンガポール全体がチャイナタウンなのではないのだろうか。他の場所とどう違うのだろうか。

 Singapore riverを渡ると、川沿いにレストランがたくさん並んでいる通りを見つける。いずれもがオープンカフェのようになっており、川沿いにビーチパラソルが出ていてとてもおしゃれ。

シンガポールのチャイナタウン

 だが、方向が違うので、そちらへは行かず、チャイナタウンを目指す。まずは、あらかじめ調べておいたショッピングセンターに入る。中は、螺旋状になっており、緩いスロープでぐるぐると上に上がっていくようになっている。真ん中は吹き抜けになっており、通路の外側に、店がぎっしりと並んでいる。上りはつらいので、まずはエスカレーターで上がり、徐々に下りていくことにする。ある店は、お香の店、仏具の店、雑貨屋などが多い。しかしそれほど強く興味をひかれるものもない。
 いったん外へ出る。しばらく歩き、また別のショッピングセンターへ行くことにする。通りには古い建物がびっしりと続いている。同じ時期に建てられたのか、建物の形がどれも同じで、とても整っている。
 道路を横断し、目的のショッピングセンターへ行くが、こちらも同じような造りで、螺旋状になっている。店の種類もほぼ同じ。見るというよりは、店の前を歩くだけというような感じで歩く。
 ショッピングセンターを出てぶらぶら歩いていると、おいしそうなにおいがするパン屋を見つける。朝食用にとそこでいくつかパンを買い求めることにする。客と店員が中国語で話していて、こちらにも話をふってくる。中国語がわからずぼーっとしていると「ごめんね。」と英語で話してくれた。おいしそうなパンをいくつか適当に選んで買う。シンガポールは多言語文化だ。こうやってシンガポールの人は英語や中国語を自在に操る人が多い。

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