ジョホールバルその2(3日目)

 

まずは両替

 とりあえず何となく賑わいでいそうなショッピングセンターを見つけたので入ってみる。中でさらっと銀行を探すが見つからなかったので、入り口にあった両替商で両替することにする。レートもさっぱりわからないまま両替してもらう。
 シンガポールドルとのレートを見るとRM1は$2程度のようだ。日本円とのレートはRM1をいくらで買うことができるかではなく、10,000円を両替するといくらになるかで書かれているのでわかりにくい。すべての通貨に対してこのような書かれ方がされているのだが、どうも我々にはなじみがない。
  思えば、シンガポールの空港でも同様の書き方だった。とりあえず、10,000円分両替するが、かぶりものをした女の人は、案の定RM50札で返してきた。今まで行った他の国では50単位以上のお金は、庶民があまり使わないためか、受け取ってもらえないことが多かったので、RM20札に換えてもらうようにいう。するとRM20札なるものはないということだった。結局全体の2/3の約RM200をRM10札でくれるように頼むと、札束が返ってきた。
 札束を握りしめ、とりあえずは休憩。連日の歩きっぱなしは疲れる。マクドナルドの空席に座る。やはりマクドナルドは世界中どこへ行ってもある。

マレーシア料理を喰らう

 元気が出てきたので昼食。ショッピングセンターの中のフードコートらしき所で食べることにする。店には「Resutoran」と書かれている。マレー語なのだろうが、スペルミスみたいでおもしろい。他にもタクシーは「Teksi」になっていた。

 いろいろ店をまわったが、やはりここはマレーシア料理ということでマレーシア料理がありそうな店で注文することにする。じっと見ていても注文を聞かないのでこちらから話しかけると、「まずお席へどうぞ。」といわれる。レストラン流にテーブルで注文するようだ。

 間もなくウエイトレスがメニューを持って現れるが、ナシゴレン以外にわかるメニューがない。結局再び店の前へ行って写真を見てオーダーを決める。
 食べたのはナシゴレンとPenan fried riceというオムレツとあと1品。ナシゴレンは、「まぁこんなものかなぁ。」といった感じだったが、Penan fried riceはなかなかの味。特に上にかかっていたチリソースとの相性がよかった。同時に頼んだスターフルーツジュースはまさに草の味。

ジョホールバルでおやぢにからまれる

 食後、ガイドブックを見ながら何を見ようか考える。おもしろそうな場所があったが、地図の域外で、どのくらい遠いのかもさっぱりわからない。しかも、行くために持ち合わせている情報は「西の方にある」ということと「遠い」それだけのみ。結局そこはあきらめて、宮殿へ行くことにする。途中街の写真などを撮っていると、おぢさんが歩み寄ってきて、「マレーシアはイスラム教の国だから写真はだめ。」といわれる。その後「おまえは何人だ。」から始まり「前はどこの街から来た、シンガポール?」などといろいろ質問してくる。最初は適当に答えていたが、「これからどこに行く。」と聞いてきたのでこれは怪しいと思い、言葉がわからないふりをする。それでもしつこく食い下がってくるので無視して立ち去った。

そして回り道をして宮殿の方へ歩く。途中スーパーがあり興味深かったが、目的地があったので、そこへは立ち寄らずひたすら歩く。それにしても暑い。30度以上は軽くある。

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