シンガポール出国しマレーシアへ(3日目)

 

 今日は、シンガポールの隣国マレーシアのJohor Bahru(ジョホールバル)へ行くことにする。隣国とはいっても、シンガポールは国が狭いので、市内中心部からバスで30分ほどで行くことができる。しかも運賃は、たった2.40シンガポールドルとかなりお得だ。

 リトルインディア付近のQueens st.のバスターミナルからジョホールバルへのシャトルバスが運行しているとガイドブックに書いてあったので、地図とにらめっこしながらターミナルを探す。まだ、シンガポールの街を歩いていなかったので、ホテルから2kmほど離れていたが、歩いていくことに決める。

 9時30分頃ホテルを出る。メイドが駆け寄ってきくる。「チェックアウト?」「いや、まだ。」「後で部屋をきれいにしておくね。」とエレベーターの前で立ち話。

 ホテルを出て、バスターミナルの方へ。日本とは違い歩道の段差が多く、しかも工事中が多い。おまけにビルへの入り口の階段が歩道にまで迫り出していたりするので歩きにくいことこの上ない。さらに、信号が少なく、道路を横断しようと思っても交通量がかなり多い。また、防護柵が歩車道を区切っている所が多く、道路の反対側へ渡るためだけに遠回りしなければならない。

 店がまだ開店前のようで、街はまだわりと静かだ。「歩こう会」らしきものがイベントをやっているらしく、同じようなTシャツを着た人がたくさん歩いている。
  歩道が日本ほど広くないので、まとまって人が歩いていると追い越すのが難しいが、うまくすり抜けながら徐々に前へ行く。しかし、前へ行っても前へ行っても「歩こう会」だらけ。その一方で、普通の人はあまり歩いていない。やはり歩くにはあまり向いていない街なのだろうか。

アラブストリート

 地図を見ていると、シンガポールの観光地としては比較的メジャーな部類に入るArab st.(アラブストリート)が近くにあったので立ち寄ってみることにする。だが、10時にもなっているのに店はほとんど開店前のようで、商店街にも活気がない。街の写真と、近くにあったモスクの写真を撮って10分ほどで立ち去ることにする。

国境へバスで進む

 再び地図を見ながらバスターミナルへ。バスターミナルにはバスが何台も停まっており、同じようにジョホールバルへ行くと思われる人が列を作っている。
 バスの車内は禁煙なのでここで一服する。その間にバスは行ってしまうが、シャトルバスのように、次のバスが来る。チケットを買い、バスに乗り込む。それほどの時間もたたないうちにバスは満員になり出発。地図を見ながら、どこを走っているか確認する。バスは猛スピードで走りあたりの車を追い越す。そして高速道路に乗るが、今度は一転それほどスピードを出さない。

 車窓から見える景色は昨日と同じ。右を見ても左を見てもきれいな高層アパートが建ち並ぶ。そうかと思えば、森があって、そしてまた高層アパート。
それにしてもシンガポールの高層アパート群はすごい。

  国民の大半がこんな高層アパートに住んでいるのだから、数が多いのも当然だ。日本だと、住宅街へ入ると、かなり雑然とした所もあるが、シンガポールでは、どこへ行っても街並みは整然としている。そして、列植された街路樹は、日本では考えられないほど大きく育っている。

 30分程走ると、シンガポールの車は3/4以上ガソリンを満タンにしていないと罰金$1000の看板が目立つようになる。シンガポールに比べて物価が安いマレーシアで給油をしてこようというのを防止するための措置だそうだ。

旅行記プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ
シンガポールリンク集