シンガポール出国
間もなく、シンガポールの出国審査場前で降車。他の人が歩く後を追いかけていくと、間もなく出国審査場。さすがに違う国へ行くだけあって、日本から外国へ行くときと全く同様の審査。出入りする人間が多いためか、さすがに、審査場は大きい。
シンガポールのパスポートの所有者の列は混んでいたが、外国人用の列はほとんど人がいない。何も問題はなく出国審査を終える。ついこの前書いたばかりの入国カードの半券をとられる。車の人は高速道路の料金所のような所で出国審査を受ける。
出国審査を受けると、その先は橋。すぐに隣国のマレーシアへ行けてしまうため、免税店もない。出国審査前と同じようにバス乗り場がある。みんな次々とバスに乗り込んでいくが、どのバスに乗り込めばよいのかよくわからない。
来たときのバスに乗ればいいのかと思うが、料金はもう支払い済み。しかも行き先もみんな同じような気がするので、どのバスに乗ろうがジョホールバルまで行けそうな気がする。そんなことを考えていながらあたりを見回すと、「歩行者はこちらへ。」のサインが。どうやらジョホールバルまでは歩いてでも行けるようだ。国境を歩いて渡る機会などそう多くもない。せっかくなので、歩いていくことにする。
歩いて国境越え〜ジョホールバルへ
標識に従い、長いらせん階段を歩いていくと橋に辿り着く。そして歩いていくと車がビュンビュン走っている。さすがに歩いている人はほとんどいない。狭い歩道を歩いていくと目の前にジョホールバルの高層ビル群が見える。
真ん中付近まで来ると、海側にあった有刺鉄線が海に潜るようにして終わっている。どうやらこのあたりが国境のようだ。マレーシア側には特に有刺鉄線のようなものもない。後ろには、相変わらずシンガポールの高層アパート群が見える。
それにしても暑い。海なので風があって涼しいと思っていたのだが、舗装面からの照り返しが強く、とても暑い。
マレーシア入国審査
10分ほど歩くと、そこはもうマレーシア。高速道路の料金所のような所で入国審査を受けている車が見える。車からあらかじめ降りて入国カードをもらっている人も見える。我々もその場でカードをもらおうと思ったが、混んでいたので審査場に入る直前でもらうことにする。
車の入国審査場の前には、マレー語でなにやら書かれている。その下には対訳が英語で書かれているが、やはり違う国だということを実感する。
我々と同じように歩いて渡った人は前の係員に右側に行くようにいわれていたようで、車の審査場を横切りながら歩いていく。その人達について行くと入国カードを配っているブースがある。そこでカードをもらい、記入する。ガイドブックのようなカードの書き方を示したものは何もなかったので、指示通りに記入する。
シンガポール、マレーシアのパスポートを持っている人の列はここでも混んでいたが、その他外国人はやはりガラガラ。入国カードとパスポートを渡すとあっという間に入国できた。