シンガポールへの飛行機機内( 1日目)

 
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機内からの風景

 シンガポール航空の飛行機に搭乗開始。機内は満席だ。乗り込んでから15分以上経つが、なかなか飛び立たない。アナウンスがありトラブルで出発が1時間以上遅れるという。なにやら荷物を全部出して点検するらしい。暇つぶしに外を見ている。荷物を運ぶ車がここでしか見られないような数量編成の車で電車のようでとてもおもしろい。とても長いので運転が難しそうだが、みんなおもしろいようにきちんと駐車していく。

 腹が減ってしょうがない。食事を先に出してくれという気分だが、出てくるのはサービスのジュースのみ。隣の男の人は、早くも水割りを飲んでいる。雰囲気がとても旅慣れていそうな感じだ。

シンガポール航空の飛行機はすごい

 それにしても、シンガポール航空はすごい。我々の乗ったのはエコノミークラスだが、全席に液晶テレビが備え付けられている。そして映画を見ることができるのはもちろん、座席横にコントローラがついていて、ゲームまでできるようになっている。そして、ゲームコントローラの裏側はなんと電話になっていて、クレジットカードを通すと、自分の席から電話までで切る仕掛けになっている。何という、恐るべき仕掛けだ。

日本の飛行機より優れているではないか。だが、残念なことに、ゲームは離陸後じゃないとできないとのことだ。

 散々待たされて、2時間遅れの午後2時10分ようやく離陸。早速ゲームを始める。最新のゲームは何もないが、スーパーマリオ、テニス、ゴルフなどが入っている。それにしてもエコノミーでここまでできるなんてすごい。本で読んだが、シンガポール航空の機体は世界一なのだそうだ。そしてその機体もまだ新しいうちに他の航空会社に売り飛ばして、常に新しい機体を使っているのだそうだ。

 隣の男の人は何杯も水割りをおかわりしている。そして、ゲームコントローラの裏側の電話を使って、ジャカルタの友達に電話をしていた。その後、何杯も水割りをおかわりしている。スチュワーデスは、そのたびにイヤな顔一つ見せず笑顔でお酒を持ってきていた。

シンガポール航空の制服

 女のキャビンアテンダントの人の制服はみんな、体にぴったりとフィットしている。座席にあった雑誌によると、シンガポール航空のキャビンアテンダントの制服は1人ずつオーダメイドなのだそうだ。
 遅めの昼食が運ばれてくる。ビーフとチキンを頼む。味はまずまずだ。量もかなり多く満足だ。

 食後、再びゲームにはまる。シンガポールまでのフライトは6時間と決して短くはないが、ゲームのおかげで、多少なりとも時間を潰すことができた。

 午後8時、無事着陸。とても静かな着陸だった。みんなが一斉に降りるので、流れに混ざって降りると、ガイドブックに挟んでいた地図を座席のポケットに忘れてきてしまった。降りてすぐの所では、飛行機が遅れたために乗り換えできなかった人のために、ホテルの案内をしていた。とても素早い対応だ。というより苦情を言わせないための対策だろうか。

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