昼食・シンガポールの住宅街を散策(5日目)

 

 またまた、通りを何往復かする。中華料理はもう飽きていたので他の料理にしようと、タイ料理などを見るが、値段が高く手が出ない。結局、それほど安くはないが雰囲気がよいイタリア料理レストランに入ることにする。

シンガポールでイタリアン

 入り口に書いてあったランチの伊勢エビ入りスパゲッティトマトソースとメニューにあったタイ風チキンピザをオーダーする。タイ風のピザなど日本ではなかなか食べられないものだ。どんな味がするのだろう。

 昼時だというのに、店の中には他にほとんど客がいない。すぐ近くの回転寿司レストランが大賑わいで店の外まで列ができているのと大違いだ。だが、店のポスターなどを見ると、雑誌に紹介されたり賞を獲ったりとなかなかのレストランのようだ。

 まずサラダが出てくる。スパゲッティと一緒に食べようと思って、手をつけずにいたが、なかなか出てこないので食べてしまう。

 その後、だいぶたってからウエイターがやってきて、「ピザは一緒に食べるの?」と聞く。「うん。」というと、取り皿を持ってきてくれた。もしかして大きすぎて食べられなかったらどうしよう?と急に心配になり、「ピザってどのくらいの大きさですか。」と聞くと、「Mサイズ。」との返事。「Mってどのくらい。」と聞き返すと、「2人なら問題なく食べられるよ。」と教えてくれた。

 その後、しばらくして、ようやくピザ、スパゲッティと運ばれている。
 スパゲッティは、トマトソースが非常においしい。にんにくが利きすぎているが、味は絶妙だ。これまで食べたトマトソースの中でも間違いなく5本の指に入る出来だ。それほどバジル等は入っておらず、優しい味だ。だからといってトマトの臭みもない。また、こくがあり、味もまろやかだ。中に入っている伊勢エビもしっかりと味がしている。
 一方のピザは、スパイシーでとってもおいしい。ぴりっとしたチキンがとてもおいしい。トマトソースとの相性も絶妙だ。こちらも、これまで食べたピザの中で5本の指に入る出来だ。

 非常に満足して、勘定を済ませる。ウエイターが恭しく勘定書を持ってやってくる。お金を渡すと、去っていく。2cのお釣りがあるのだが、なかなか戻ってこない。これくらいのお釣りだったらくれないのかなぁと思って待っていると、忙しそうにしながらちょっと待ってとゼスチャーをする。そしてしばらくたって持ってきたのは、レシートのみ。やはり2cくらいだったらお釣りはもらえないのだろうか。

シンガポールの住宅街を歩く

 大通り沿いにある、Cold Storageで水を買うことにする。スーパーに入ると、ひんやりした空気が気持ちいい。水だけ買うといいながら、またいつものようにスーパーのものをじっくり見始めてしまう。

 外へ出ると、やはり空気はむあ〜っとしている。帰りは、歩いて駅まで戻ることにする。上を見上げると、相変わらず洗濯物が、壁に対して直角に干されている。落ちてこないか心配だ。

 住宅街の中を通り抜ける。どこも日本のマンションと対して変わらず、郵便受けがあり、エレベーターがあり、非常階段がある。

 さらに歩いていると、路上にトカゲの姿が。Ruffles Hotelの前で見かけて以来2度目だ。またまたカメラの登場。写真を撮る。しばらく見ていると、ものすごいスピードで走り去っていった。日本のトカゲより数倍も大きいのに、スピードはほとんど同じだ。

シンガポールの一戸建て住宅

 住宅街を通り抜け、鉄道沿いに歩く。雑木林のように大きな木がたくさん茂っている。日本でもよく見かけそうな雰囲気だが、よく見ると知らない木ばかりだ。
  その奥に線路があり、さらに奥には、一戸建てがちらちらと見え隠れする。

シンガポールでまともに一戸建てを見るのはこれが初めてだ。

シンガポールでは、一戸建ては東京と同じくらいの値段がする、

と話には聞いていたが、それほど立派なしろものではない。
確かに、庭がついてはいるが、それほど広い庭ではない。
また、家は2階建てが主流のようだ。デザインはアメリカの家と似ている。

 駅に戻り、電車を待つ。10分ほどで電車がやって来たので乗り込む。

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