オーチャードロード(4日目)

 

 今日は、シンガポールの見所、オーチャードロードとリトルインディアを見に行くことにする。考えてもみれば、シンガポールに来たとはいえ、まだ、シンガポールらしい所を見ていない。

オーチャードロード

 まずは、ホテルを出て、オーチャードロードを西へ進む。ホテルがあるのはちょうどオーチャードロードの東端なのでここから西へ歩けばよく見ることができる。

 オーチャードロードは左を見ても右を見てもショッピングセンターばかり。ガイドブックによると、デパートに専門店が100ほどくっついたショッピングセンターは街中だけで30以上と書かれていたが、まさにその通りだ。いちいち見ていたらきりがないという程ショッピングセンターばかりだ。しかも、高島屋、伊勢丹など日系のものも多い。

 道路は相変わらず歩きにくい。段差だらけで、おまけに道路を横断しようにも信号が少ない。地下道もないので、自由に動き回ることができない。しかも、建物と歩道の間には段差があり、建物に入るのにいちいち階段を上らなければならない所ばかりだ。車道はほとんど平坦なのに、歩道だけ、上ったり下りたり坂道が多いのも不思議だ。

オーチャードロードでショッピングセンターめぐり

 オーチャードロードの中ほどにあるショッピングセンターの1つ、Lucky Shopping Plazaに入る。少し古めかしい建物だ。中はカメラ屋や電気屋などが多い。
 出た所で、怪しいおじさんに声をかけられる。「おみやげ。」などといっているが、相手にしないことにする。

 引き続いて向かいの高島屋へ。義安城と書かれた総御影石の建物は、その名の通りまるで城のようだ。かなり大きく威圧的な建物だ。中へ入るとチューリップの造花でデコレーションされている。おそらくシンガポールにはない花だろう。デパートのデザインは、日本とほとんど同じで、一見日本のデパートと見間違いそうなほどだ。中を一通り見てまわるが、これがデカい。途中で足が疲れてしまった。しかし休憩しようにも座る所が全くといっていいほどない。エスカレーターの近くに1つでもいいからベンチがあればと思うのだが、シンガポールのショッピングセンターはどこへ行ってもそのようなものはない。

 次は、隣の伊勢丹。白と青が基調の建物で、明るいデザイン。高島屋で疲れていたので、中はさっと見るのみで済ませる。

地下鉄(MRT)でリトルインディアへ

 1時間ほどしか観光していないのに、連日歩き通しているので早くも疲労感が体を襲い始める。結局、オーチャードロードはこれくらいにしておこうということで、目の前の地下鉄の駅Orchardに入り、地下鉄に乗りリトルインディアへ向かうことにする。その前に地下鉄のプリペイドカードの残金が少なかったので買い足すことにする。まず長い行列の最後尾に並ぶが、隣の自動販売機のような列は妙に空いている。あっちにしようということで、隣に並ぶが、よく見ていると、現金で買うのではないようだ。そうこうしているうちに隣の列も人が少なくなってきたので、再び元の有人の列に並ぶ。

 2人分のカードと$20を差しだし、追加して欲しい旨を伝えると、あっという間に金を入れてくれた。そのカードを握りしめ、地下鉄へ。

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