8時過ぎに目覚める。
これまでなら、「あーっ、寝過ごした。」と思う所だが、ほとんどの店が10時30分から11時に開店するので、余裕を持って準備できる。
普段はなかなか起きられないのに、こういうときに限って、疲れていても、早めに起きてしまうものだ。
今日は、ガイドブックに出ていて、かつてから気になっていた街、Holland Villageへ行くことにする。地下鉄の駅を降りてからバスで50cなのでそれほど歩くかなくてもよいのでは、と密かに期待する。
まずは、いつもの駅Somersetから西行きの地下鉄に乗る。そしてBuona Vista駅で降りバスの停留所へ行く。次々にバスが来るが、目的のバスはなかなかやって来ない。しびれをきらして歩き始める。料金から考えても大した距離ではないだろう。
500m程歩いてちょうど別のバス停の近くに来たときにバスが来たので乗り込む。どこで降りればよいかわからないので、注意して外の様子をうかがう。街らしい雰囲気が出てきた所で降りてみると、ちょうどそこはHolland Village。
Holland Village散策
Holland Villageの街は100m程のメインストリートに沿って続いているのみだが、これまであまり見られなかった雰囲気だ。今までは、大きなビルの中にテナントが入っている所ばかりだったが、ここはそれぞれの建物が独立していて、建物の高さもそれほど高くない。
店は、雑貨屋、インテリアの店などおしゃれな店が多い。その中に混ざって美容室やレストランがある。回転寿司まであったのには驚いた。ストリートの横にはマーケットがあり、花卉類や野菜、肉等を売っている。こちらは、いかにも市場という雰囲気で、おしゃれとはほど遠い。このアンバランスさがシンガポールならではだ。
1件の店で目にとまったカバンを見る。籐製で大型のものだ。折ってたたむと薄くなるのも気に入った。これなら荷物にならないということで値段を聞くと、わずか12シンガポールドルだったので買う。
続いて、ゆっくりと歩きながら店を見るが、数がそれほど多くないので、あっという間に見終わる。時間もちょうどよかったのでここで昼食をとることにする。
